Moso Bamboo
学名:Phyllostachys heterocycla f. pubescen
Moso Bamboo
国内最大級の竹。関東地方でも最大高さ15m(平均高さ12m 直径10cm程度)になる。
日本を代表する竹であるが、元々は中国から移植され国内で植え広まったもの。京都嵯峨野にある竹林の道の風景は世界的に有名である。上部がしなだれ、葉が細かく色が薄いため非常に柔らかく美しい。排気ガス等環境汚染に対しての耐性が強い。
造園にも多用されるが、その大きさから管理上の問題が生じる事があり、都市部の狭い空間には向かない。
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Kinmei-Moso Bamboo
モウソウチクの金明系。稈が黄色で緑色の縦縞が市松に入る。国の天然記念物に指定される場所もある貴重な品種。
Kikko-Moso Bamboo
モウソウチクの一種。稈の基部が交互に膨れて亀甲条となる特異な形状を持つ。
Himeakebono-Moso Bamboo
実生選別育種による当園オリジナル品種。最大高さ12m(平均高さ9m 直径7cm程度)になる。
普通のモウソウチクと比べ弱矮性形で、節間が詰まり、稈の太さの割に高さが出ない。稈の色に淡い黄色が混じることから、朝、空が白んでくる様子、曙が名前の由来となる。
Akebono-Moso Bamboo
実生選別育種による当園オリジナル品種。最大高さ9m(平均高さ6m 直径4cm程度)になる。
モウソウチクの中では最矮性種。他品種の同程度の大きさの竹に比べて、稈の太さがあり、下枝も充実するため、小本数でも竹林らしい景観を作る。
また、スケール感が手頃で都心部のコンパクトな空間にも相性が良いため、多くの近代的な空間に植栽されている。
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竹の品種
日本三大有用竹として日本を代表する種類、そのうち植栽としてよく利用される主だった品種をまとめてみました。
真竹 [マダケ]
学名:Phyllostachys bambusoides
2.1 真竹[マダケ]
日本古来より自生する竹。最大高さ12m(平均高さ9m 直径6cm程度)になる。
稈の直立性が強く、整然とした竹林を形成する。葉は濃い緑色で大きいが、下枝は上がり気味。真っ直ぐに立つその姿は、非常に清閑でさっぱりとした清潔な印象を与える。排気ガス等環境汚染にやや弱い。モウソウチクに比べ、日陰地、耐寒性に優れる。
材は、繊維が細かく細工がしやすいため昔から竹細工などに広く使用される。
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2.2 金明竹[キンメイチク]
マダケの金明系。
2.3 銀明竹[ギンメイチク]
マダケの銀明系。
3 淡竹 [ハチク]
学名:Phyllostachys nigra var. henonis
3.1 淡竹[ハチク]
中国原産の竹とされ、750年(勝宝3年)頃には日本にあったことが知られている。別名呉竹。最大高さ9m(平均高さ6m直径3cm程度になる。日本ではモウソウチク、マダケに次いで広く分布している。
材は、マダケよりさらに繊維が細かく茶筅などに使われる。
3.2 姫淡竹[ヒメハチク]
ハチクの近縁種である四川剛竹の改良種。最大高さ6m(平均高さ4m直径2cm程度)になる中形の竹。
扱いやすい大きさで立ち姿が美しく、細くはあるが、竹林らしい景観を演出する。色も濃くさっぱりと清潔なイメージを与える品種。排気ガス、日陰地等の環境の優れない場所にも良く耐え、発筍力も優れており植えた翌年には多くの筍がみられる。よって、都心部など植物生育環境に優れない植栽に非常に向くといえる。株立ちでの使用にも適する。
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3.3 金明姫淡竹[キンメイヒメハチク]
ヒメハチクの金明系。他の品種の金明系と比べ色分けがはっきりしていて美しい。
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3.4 黒竹[クロチク]
ハチクの変種。最大高さ9m(平均高さ6m 直径3cm程度)になる。
若い物は緑色であるが、稈にメラニン色素を持ち、日に当たると黒く変色していく。黒色の稈は経年変化の傷みが見えにくく、美しい容姿を長く楽しめる。
3.5 布袋竹[ホテイチク]
ハチクの近縁種。最大高さ6m(平均高さ4m直径2cm程度)になる中形の竹。
原産は長江流域山野に分布する。鹿児島では古参竹(こさんちく)と呼ばれ筍が美味とされる。稈の基部の節が斜めになって膨らんでいる。それが七福神の布袋様の腹を連想させることから布袋竹と名付けられた。稈は非常に弾力性に富み、英名:Fish-Pole Bambooで分かる通り釣り竿としても利用される。下枝の充実が見事な竹であり、風・日当たり・乾燥に強く、鉢やプランターなど狭い場所でも充分に生育するため屋上緑化などに最適。
3.6 金明布袋竹[キンメイホテイチク]
ホテイチクの金明系。
3.7 銀明布袋竹[ギンメイホテイチク]
ホテイチクの銀明系。